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2020.08.30上原 道矢

どのくらい運動をしないと脳に悪影響を及ぼすのか?

 

こんにちは、広島市中区の20分筋トレジム、くびれサーキットトレーナーの上原です!

 

運動しないと筋肉が衰えていくことはご存知だと思いますが、意外と見落としがちなのが「脳の血流量が減る」という点。

 

本記事では、そんな「運動と脳」に焦点を当てて、どのくらい運動をしないと脳に悪影響が出るのかを解説していきます。

 

どのくらい運動をしないと脳に悪影響を及ぼすのか?

 

結論、10日です。

 

実験内容

 

今回ご紹介するのはメリーランド大学が行った実験で、概要は以下の通りです。

・対象は12人のアスリート(年齢は50~80歳)
・被験者は持久系トレーニングの経験が15年以上ある人
・研究チームが「10日間だけ絶対に運動をしないでください!」と指示する
・脳の血流量をはかる

被験者は毎週60km近く走っていたので、かなり過酷な条件ですね。

 

実験結果

 

結果をまとめると、以下の通りです。

・8つの異なる脳のエリアの局所的な血流が低下していた
・中でも海馬の血流が大幅に低下していた
・ただし、認知機能については低下が見られなかった

海馬は記憶の形成、保存、検索に欠かせない部位でして、定期的に有酸素運動をしてる人はこのエリアも大きいことが分かっています。
つまり、運動をしないことでボケが起きる可能性が高くなるということです。

 

運動をすれば脳の血流量が上がる

 

ここまでは運動をしないことで脳の血流量が下がると言いましたが、逆もまた然りです。

 

先行研究では、どんなにエクササイズをしていない人でも体を動かせば脳の血流量が上がることが分かっています。
その効果は1日に渡って続くんですね。

 

本記事をまとめると、以下のようになります。

・10日運動しないと脳に悪影響が出る
・定期的に運動することが大切
・できれば毎日軽い運動でも良いので体を動かす

ぜひ意識して下さい。

 

くびれサーキットトレーナー 上原道矢