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2020.12.27未分類
筋肉の働きと密接な関係にあるメタボと糖尿病
広島市中区の20分筋トレジム、くびれサーキットトレーナーの中村です。
筋肉の役割は身体を動かすこと、というのは誰しも知っていることだと思います。
しかし、筋肉の役割は、それだけではないということはご存じでしょうか?
今回は筋肉とメタボ、糖尿病との関わりについて、お伝えしたいと思います。
目次
あらためて、メタボとは?
今ではすっかり耳馴染みとなった、メタボリックシンドローム(通称メタボ)。
メタボとは、内臓脂肪の蓄積や運動不足、加齢による脂質代謝異常、高血圧や高血糖などを招いてしまい、ひいては脳卒中や心筋梗塞などの脳や心臓の血管疾患の発症リスクが高まった状態を指す言葉です。
まだまだ自分には関係ないと思うかもしれませんが、油断しているとすぐそばまで忍び寄ってきているかもしれません。
筋肉とメタボの関係
メタボと筋肉とは何の関係も無さそうですが、実はメタボの診断基準のひとつである血糖値をコントロールするのに、筋肉が重要な役割を果たしています。
身体は食事によって血糖値が上昇すると、すい臓からは血糖値を下げるインスリンが分泌されます。
すると筋肉や脂肪細胞などの細胞膜にあるインスリン受容体が反応して、血糖を細胞内に取り込みます。
その際に筋肉では、血糖をグリコーゲンとして、脂肪細胞では中性脂肪に変換して貯め込みます。
このような代謝を、体内でもっとも活発に行っているのが筋肉です。
しかし、筋肉にグリコーゲンを貯めこめる量にも限界があり、限界を超えた分は中性脂肪として貯めこんでしまいます。
ということはトレーニングによって筋肉の量が増えれば、グリコーゲンを貯める量も増えます。
その分、中性脂肪として脂肪細胞に溜め込む分が減ります。
その結果メタボを予防し、メタボの症状を改善するのに有効だといえますよね!
筋肉と糖尿病の関係
メタボの項で血糖値のことに触れたので、何となく糖尿病とも関連が有りそうなのは想像できるかと思います。
実は糖尿病は、「筋肉が原因の病気」といってもいい位、筋肉の機能と密接に関係しています。
よく運動している人は、していない人に比べて、すい臓から分泌されるインスリンが少なくても速やかに血糖値を低下させることができます。
逆に運動不足や食べ過ぎで、内臓脂肪が蓄積してメタボになっている人は、インスリンの効きが悪くなり、上昇した血糖値がなかなか下がらなくなります。
そしてそのまま高血糖の状態が続けば、糖尿病へと進行してしまいます。
しかも日本人は、欧米人に比べてインスリン分泌能力が低く、その50%程度と云われています。
そのため、欧米人は糖尿病になる前に肥満になりやすいのですが、日本人はインスリンの分泌能力が低いので、肥満になる前に糖尿病を発症しやすいと云われています。
まとめ
ここまでのことを簡単にまとめると、
運動不足
↓
筋力低下
↓
インスリンの効き目低下
↓
高血糖状態の継続
↓
糖尿病の発症
という流れです。
しかし今、運動不足でも悲観することはありません。
運動して筋肉を鍛えることで、糖尿病もメタボも予防できます。
そして筋肉を鍛え始めるのは、いつからでも効果が出ますし、遅すぎるということはありません!
くびれサーキットは、1回20分で6種目の運動を行うことで、使う筋肉を少しずつ変えているので、気軽にしっかり運動に取り組めます。
運動内容も大切ですが運動を日々継続して、メタボや糖尿病を予防して、理想のボディメイクを目指しましょう!
くびれサーキットトレーナー
中村謙太