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2020.05.02上原 道矢

野菜ジュースは体に悪いのか?栄養成分をもとに徹底解説

こんにちは、広島市中区の20分筋トレジム、くびれサーキットトレーナーの上原です!

 

最近暑い日が続きますね。
僕はついに半袖半ズボンで過ごすようになりました。

 

そんな暑い日が続いている今日ですが、飲み物には注意しなければなりません。

 

今回取り上げるのは「野菜ジュース」です。

 

野菜が足りていないから野菜ジュースを飲むようにしている。という方も多いかもしれませんが、それが果たして本当に良いことなのか知っていますか?

 

本記事では、野菜ジュースが体にどんな影響を及ぼすのかについて解説します。

※なお、今回は「糖質」という点を重視して記述しております。

 

野菜ジュースは体に悪いのか?

 

よく耳にする「野菜ジュースは体に悪いのか?」という言葉。
果たしてその真偽はどうなのでしょうか?

 

結論から言うと、『体に良いものではない』です。

 

野菜ジュースに入っている成分

 

野菜ジュースに入っている栄養成分には、以下のようなものがあります。

・ビタミンC
・リコピン
・βカロテン
・カリウム
・食物繊維

これを見ると、「野菜ジュースって優秀じゃね?」と思うかもしれませんが、一旦落ち着いてください。

 

実は製造過程で失われている成分もあるのです。

 

ビタミンCは熱によって失われる

 

野菜ジュースは製造過程で高温処理するため、ビタミンCはほとんど失われてしまいます。

ビタミンCは、水に溶けやすく熱によって壊れやすいという特徴を持つ。

ではなぜ栄養成分にビタミンCが入っているのでしょうか?

 

これは、「後から人工的に作られたビタミンCを添加しているから」です。

 

なので、ビタミンCを摂取したいのであればわざわざ野菜ジュースを飲む必要はないのでしょう。

 

不溶性食物繊維が含まれていない

 

食物繊維には、以下の2種類が存在します。

・水溶性食物繊維
・不溶性食物繊維

どちらも大切なのですが、バランスとしては「水溶性:不溶性=1:2」で摂取するのが望ましいとされています。

 

しかし、野菜ジュースに含まれている食物繊維はほとんどが水溶性です。

食物繊維のバランスが悪いと、下痢や便秘が起こり、下痢の場合はビタミン・ミネラル類が排出されて栄養失調状態に陥ってしまう可能性があります。

つまり、良かれと思って飲んだ野菜ジュースによって、便秘や下痢を引き起こしてしまう可能性が上がるというわけです。

 

野菜ジュースは体に良いというメディアを見るべき

 

これは情報収集で意識すべきことなのですが、「その情報を誰が書いているのか?」はとても重要です。

 

よくある例で言うと、「厚生労働省は1日のお米の摂取量をこれくらいに設定しています!」というもの。
残念ながら、これはエビデンス(信頼性)がかなり低いです。

 

なぜなら、厚生労働省が「お米はあまり摂らない方が良い。」というと、日本の農家が上手くいき渡らなくなるからです。

野菜ジュースの是非に関しても全く同じことが言えます。

「野菜ジュースは体に良い!」という記事を見てみると、そのほとんどが宅配サービスや野菜ジュースを売っている会社が書いています。

 

これはエビデンスに乏しい記事なので、信じ込まない方が良いでしょう。

 

基本的に野菜ジュースは必要ない

 

少し話が逸れてしまいましたが、『基本的に野菜ジュースは必要ない』というのが結論です。

 

忙しいサラリーマンには野菜ジュースがオススメ!みたいなメッセージを目にしますが、その考え方だと健康からはどんどん遠ざかりますよ。

仮に野菜ジュースが本当に良いのであれば、全国民が野菜ジュースを飲み、スーパーから野菜ジュースは消えることでしょう。

健康的な人を見れば、肉や魚、野菜といったものを、食事でしっかりと摂っています。

 

「楽だから」という理由で、体を健康から遠ざけることのないようにしましょう!

 

くびれサーキットトレーナー 上原道矢