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2019.11.08上原 道矢
食事や運動よりも大事なこと
こんにちは、広島市中区の20分筋トレジム、くびれサーキットトレーナーの上原です!
「ダイエットをしたい」や「筋肉をつけたい」など、トレーニングを行う目的は人それぞれ。
どんな目的にせよ、食事と運動を意識するべきなのは間違いありません。
ですが、僕は食事や運動よりももっと大事なことがあると思っています。
それが、「睡眠」です。
睡眠の質によって体調の良し悪しが変わることは、あなたもご存知だと思います。
つまり、睡眠不足で体調が悪いときにトレーニングを行うよりも、質の良い睡眠をとり体調万全でトレーニングを行った方が効果が出るというわけです。
ちなみに日本は世界一「睡眠偏差値が低い国」と言われており、『睡眠不足症候群』の割合が諸外国に比べて多いというデータがあります。
(日本の平均睡眠時間は6.5時間で、睡眠時間が6時間未満の割合が約40%)
6時間未満の睡眠はアメリカでは短時間睡眠と呼ばれ、お医者さんに注意されるレベルの睡眠時間ですので、日本人の睡眠時間がいかに短いかを理解できるでしょう。
睡眠不足の問題については、話すと長くなりすぎるので割愛しますが、あなたが本当はもっと寝たいと思っているのであれば改善策を練る必要があります。
そこで今回は、「今までと同じ睡眠時間でも睡眠の質を上げる方法」について解説していきます。
まずは以下の図をご覧ください。
この図を見て分かるように、人間が眠くなる理由は「深部体温と皮膚温度の差が縮まるから」です。
逆に、朝になるにつれて深部体温と皮膚温度の差が広がり、脳が覚醒状態になります。
つまり、寝るときに深部体温と皮膚温度の差を出来るだけ小さくし、起きるときに深部体温と皮膚温度の差を出来るだけ広げれば、質の良い睡眠をとることができると言えます。
では、質の高い睡眠をとるためには、どんなことをすれば良いのでしょうか?
その答えは、「入浴のタイミング」です。
入浴により深部体温と皮膚温度が上昇していきます。
そして、上がった深部体温は下がろうとする性質を持つため、一定時間経つと下がっていきます。
この一定時間というのが「90分」であり、寝る90分前の入浴によりスムーズに眠りにつくことができるのです。
さらに、深部体温の上がった分だけ下がるという性質が働くことで、起きるころの深部体温がより下がります。
その結果、皮膚温度との差が広がり起きるころに脳が覚醒状態になっているというわけです。
言葉だけの説明だったので、少し難しかったかもしれませんが、なんとなく睡眠について理解してもらえたなら十分です。
もちろん、他にも質の高い睡眠をとるための方法はあるので、これだけで結果が出るわけではありません。
しかし今現在、質の高い睡眠をとれていないと感じる方は、ぜひ寝る90分前に入浴するように心がけてみてください。
それだけでも朝起きた時の感覚が変わるはずですよ。
くびれサーキットトレーナー 上原道矢