LESSON COLUMN

2019.11.28

【事実】実年齢より上に見られる原因は「姿勢」にある【改善方法を解説】

 

あなたは周りの人から、実年齢より上に見られますか?
それとも、下に見られますか?

 

もし前者の場合、姿勢を改善することで解決できる可能性が高いです。

 

今回はそんな「姿勢」に焦点を当て、見た目の若さ(客観的)や内面の若さ(主観的)を保つ方法について解説します。

 

本記事を読むことで、周りの人たちから自分の年齢より上に見られる原因について知ることができるでしょう。
そして、本記事を読み終える頃、見た目も内面も若返るための一歩を踏み出すに違いありません。

 

 

姿勢が悪いと実年齢より上に見られる理由

 

 

冒頭で、実年齢より上に見られる場合、姿勢を改善することで解決できる可能性が高いと述べました。

 

これを言い換えると、実年齢より上に見られる原因は「姿勢」にあるということになります。

 

では、なぜ姿勢が悪いと実年齢より上に見られるのでしょうか?

 

その答えは簡単で、「見た目が歳を感じさせるから」に他なりません。

 

背中が丸まった人と背筋がピンと伸びた人を見たとき、どちらの人を若いと思うでしょうか?

 

おそらく、ほとんどの人が背筋がピンと伸太人の方を「若い」と思うでしょう。
それは、実年齢に関わらずです。

 

そして、姿勢が悪いと見た目だけでなく体の機能的にも老化を促進してしまいます。

 

第2章では、姿勢が悪いことで起こる機能的変化について解説します。

 

 

姿勢が悪いことで起こる機能的変化

 

 

姿勢が悪くなることで、以下のような機能的変化が起こります。

 

  • バストが下がって見える
  • くびれがなくなる
  • お腹が出る
  • ヒップが垂れる

 

それぞれ解説していきます。

 

 

バストが下がって見える

 

背中が丸まることで胸の筋肉が縮みます。
そうすると、胸式呼吸ができなくなり、酸素の供給量が減ってしまいます。

 

人間は、安静時に「腹式呼、運動時に「胸式呼吸」をするのが普通です。

 

運動時とは言ったものの、激しい運動だけではなく、階段の上り下りなどの日常の動作でも酸素が供給されにくくなり、疲れやすくなってしまいます。

 

また、胸が縮まっているだけでバストが垂れて見えるので、縮んでいる胸の筋肉をストレッチやエクササイズで正常な長さに伸ばすことが必要なのです。

 

 

くびれがなくなる

 

背中が丸まり骨盤が後傾すると、足の付け根にある「腸腰筋」が硬くなります。

 

腸腰筋は足の付け根にあるため、ここが硬まってしまうと股関節の動きが悪くなります。
そして、股関節の動きが悪くなればその周りにある「腰」や「下半身」に悪影響を及ぼすのです。

 

脇腹に肉がつく原因になったり、日常生活においては歩幅が小さくなり、もも前の筋肉ばかり発達してしまいます。
また、物を捻って取るときに腰を怪我してしまう可能性が上がります。

 

長時間座り仕事をしている日本人は骨盤が後傾しているパターンが多いので、腸腰筋のストレッチを行ったり、股関節周りのトレーニングを行うことが求められると言えるでしょう。

 

 

お腹が出る

 

背中が丸まることで猫背姿勢になり、肋間筋や外腹斜筋・内腹斜筋が縮んで硬くなり、本来開いたり閉じたりする肋骨が開かなくなります。

 

肋骨が開くことで全身に酸素が回るのですが、肋骨が開かないということは、酸素が回りにくいということです。

 

また、姿勢が悪いだけでお腹が前に出て、太っているように見えてしまいます。

 

ですので、縮んで硬まっている脇腹の筋肉をストレッチし、それからトレーニングを行うことが求められます。

 

 

ヒップが垂れる

 

背中が丸まると、肩甲骨が外転(脇腹側へ開くこと)し、挙上(肩が上がること)します。

 

この逆の、内転と下制した時に良い姿勢と言えるので、これは肩甲骨のポジションが悪いということです。

 

また、肩甲骨のポジションが悪いことで下半身(特にお尻)に負担がかかり、垂れたお尻になってしまいます。

 

ですので、トレーニングを行うことで肩甲骨を本来のポジション(内転と下制)に戻す必要があるのです。

 

 

姿勢を改善することで得られるメリット

 

 

逆に、姿勢を改善することで得られるメリットは以下の通りです。

 

  • 周りから若く見られる
  • 疲れにくい体になる
  • 代謝が良くなり痩せやすくなる

 

それぞれのメリットについて解説します。

 

 

周りから若く見られる

 

本記事のテーマでもある「見た目の若さ」が、姿勢が良いことで手に入れられます。

 

体が丸まっている人よりも背筋が伸びている人の方が元気そうに見えますし、実際に元気なことが多いですからね。

 

「あの人はいつまでも若いね!」と言われるために、良い姿勢で日常生活を過ごすことを意識しましょう。

 

 

疲れにくい体になる

 

姿勢が悪いと特定の部位に負担がかかり、それをカバーするために無駄な力を使ってしまいます。

 

無駄な力を使うことで、筋肉や臓器が本来の働きをせず疲れやすい体になってしまうので、これを防ぐためにもキレイな姿勢を保持する必要があるのです。

 

どこか特定の部位が痛いからと言って体を動かさないでいると、その周りもどんどん悪くなって手が負えない状態になります。

 

第4章で解説しますが、姿勢改善には「ストレッチ」や「エクササイズ」が必要不可欠です。

 

 

代謝が良くなり痩せやすくなる

 

胸が縮んだ状態だと、取り入れられる空気の量も少なくなります。
取り入れられる空気が少ないと、どうしても全身に酸素が行き届かず、代謝が下がってしまいます。

 

筋肉の活動には酸素が必要不可欠なので、姿勢の改善によってたくさんの酸素を全身へ供給できる状態にしておきましょう。

 

先ほども述べたように、姿勢改善にはストレッチとエクササイズが欠かせません。
特にエクササイズ(筋トレなど)は、歳を重ねるにつれて起こる筋肉量の低下を食い止める必要があります。

 

これは、くびれサーキットで筋トレをすることで解決できますので、気になる方は一度体験を受けられてみてください。

 

 

見た目が若返る姿勢改善法

 

 

では実際に、見た目が若返る姿勢改善法をご紹介いたします。

 

基本的には家で行える内容ですので、定期的に取り入れるように心がけてください。

 

 

見た目が若返る姿勢改善ストレッチ

 

まずは、ストレッチを行うことで筋肉をほぐして筋肉の働きを正常に戻しましょう。

 

ここでは、硬くなりやすい「背中」、「胸」、「脇腹」のストレッチを行います。

 

 

背中のストレッチ

 

①手の小指側を床につき、体を少し起こす。

 

 

②手の小指側を床につけたままお尻を後方へ引く。

 

 

③手を伸ばした方に体を倒すとより背中が伸びる。

 

 

 

 

胸のストレッチ

 

①壁に手をつきまっすぐ向く。

 

 

②壁と反対方向に体を向け、壁についている手側の胸を伸ばす。

 

 

 

脇腹のストレッチ

 

脇腹のストレッチでは、縮んでいる側の脇腹を伸ばします。

 

 

このように、右側が縮んでいる場合は「右側の脇腹」を伸ばします。

 

ちなみに、デスクワークをしている方のほとんどが、このように右側の脇腹が縮んでいますので、同じようにストレッチを行いましょう。
(反対側が縮んでいる方は、手と足を逆にして行ってください。)

 


 

①縮んでいる脇腹の反対側の足を前にし、後ろ足は膝から下を地面につける。
その状態で縮んでいる脇腹側の手を、斜め上方向に遠くへ伸ばすイメージで上げていく。

 

 

②横から見た写真は以下の通りで、脇腹の下の方が伸びているのを感じながら行う。

 

 

③この状態で、吸って吐いてを5~10回ほど行う。

 

 

見た目が若返る姿勢改善エクササイズ

 

ストレッチをして筋肉の正常な働きを手に入れたら、エクササイズで特定の部位を鍛えましょう。

 

 

呼吸エクササイズ

 

胸が縮んでいると、「胸式呼吸」と呼ばれる胸に空気をいれる呼吸ができなくなります。

 

そうすると、階段の上り下りでもすぐに疲れたりするので、胸式呼吸の練習を行う必要があります。

 


 

①みぞおちの真下にストレッチポールの端がくるようにする。このとき、お尻や足は地面につけておく。

 

 

②その状態で鼻から空気を吸い、「胸」を膨らませる。

 

 

③息を吸ったら、口で吐きながら肋骨を下に下げながら閉じるイメージで行う。

 

 

④この動作を10回行う。

 

 

背中のエクササイズ

 

姿勢が悪くなると肩甲骨のポジションが悪くなります。(肩甲骨が挙上、外転する)

 

これを防ぐために、ラットプルダウンマシンを使用し、肩甲骨を意識的に動かしましょう。

 


 

①バーの真ん中あたりを持ち、目線をやや上に保ち胸を張る。

 

 

②その状態から肘を脇に近づけるイメージで、小指側でバーを下げる。このとき、肩甲骨が動いているのを意識しながら行う。

 

 

③この動作を10回3セット行う。

 

 

胸のエクササイズ

 

背中が丸まり胸が縮むと、胸郭と呼ばれる部分が閉じたままになります。

 

ここを意識的に開くために、ペックフライマシンを行います。
このエクササイズでは、特に「デコルテライン」を意識して行いましょう。

 


 

①横向きのバーを持ち、胸をしっかりと張る。

 

 

②その状態から肘をしっかり伸ばして胸を閉じていく。このとき、鎖骨あたりを意識しながら行う。

 

 

③この動作を10回3セット行う。

 

 

脇腹のエクササイズ

 

不良姿勢の人のほとんどが、どちらかに重心がかかり脇腹が縮んでいます。

 

ロータリートーソマシンを使用し、縮んだまま固まった側の脇腹を意識して行いましょう。

 

以下の写真をみてください。

 

 

筆者の場合、右側への捻りが弱いため、右側の脇腹の下部が縮んで硬まっていることが予想されます。

 

ここで、先ほど紹介した脇腹のストレッチを行い、縮んで硬まった筋肉をほぐしましょう。

 

 

ストレッチをすることで可動域が広がり、左右差なくトレーニングを行うことができます。

 

ロータリートーソを行ってみて左右差がある場合は、脇腹のストレッチを行い、縮んだ筋肉を伸ばしてから行いましょう。

 

 

姿勢とエイジングの関係まとめ

 

 

姿勢が見た目の年齢に及ぼす影響について理解していただけましたか?

 

本記事で解説したように、あなたが思っている以上に、姿勢がエイジング(老化)に及ぼす影響は大きいのです。

 

実年齢より若く見られたら嬉しいですし、実年齢より上に見られたら、誰だって悲しいですよね。

 

日常生活を過ごす中で悪くなっていった「姿勢」を、ストレッチやエクササイズを行うことでキレイにしていきましょう。

 

あなたは、本記事で学んだことの中で、何から始められますか?

 

 

くびれサーキットトレーナー 上原